2004年08月16日
山東省日照市が日本企業に投資呼びかけ
28日に川崎産業振興会で投資環境説明会
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

中国山東省の日照市は8月27日午後2時から川崎市産業振興会館(幸区堀川町、TEL/044-548-4111)で、同市の投資環境セミナーを開催する。「環渤海圏の産業と日本企業のビジネスチャンス」をテーマとする同セミナーには毛継春副市長を団長に市政府関係者、現地企業43社で構成する訪日代表団が参加する。川崎市、JETRO、日中経済協会、在日中国大使館などが後援。問い合わせは同市東京事務所、TEL/03-5786-1551。参加無料。

日照市は山東半島の最東端にあって、日本に近く、日照港は世界の10大石炭輸出港の一つとして知られる。東京、大阪、福岡に定期便を運行する青島国際空港まで自動車で1時間の距離。人口278万人、面積5,310平方メートルの中型都市で、鉄鋼、石油化学、電子機械、製紙、大豆油、食品加工、木工などの産業が発達している。

2本の高速道路があり北京まで7時間、上海まで6時間、鄭州まで5時間。臨港地帯に約100万平方キロの工業団地を持ち、H 型鋼は年産200万トンの規模。鉄鋼は2010年までに年産2,000万トン、石油加工は同1,000万トンに拡張する予定。西安経由でオランダのロッテルダムやベルギーのアントワープまで達する大陸縦断鉄道の発着点でもある。

同市の重点誘致プロジェクトは造船基地、コンテナ港、ヨットハーバー建設やチタン鉱の採掘、セメント生産ライン(年140万トン)、国際展示場、大型トラクター、工業用ダイヤの生産ライン、自動車ライトの生産拡大、鉄骨工場の増築、年5万トンラテックスの改造、都市開発(海浜五路、長さ3,000メートル)、タービン、工業用ポンプ、空調システム、有機野菜・茶葉・水産物の加工、電話交換機開発など。従業員の給与は一般的な産業で月8,000円ていど。