2004年10月18日 |
中国政府、鎮海煉油の80万トン・エチレン計画を承認 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
シノペック子会社の鎮海煉油化工はこのほど、国家発展改革委員会(NDRC)から浙江省鎮海での80万トン・エチレン計画の承認を受けた。 計画は、45万トンのガソリン水添、10万トンのブタジェン、30万トンのBTX、30万トンのPE、84万トンのエチルベンゼンを含み、予算は約 21.4億ドル。完成時期は明らかにされていないが、この規模のプラントは通常建設に少なくとも3年はかかる。 原料ナフサは同社(中国最大の精油所)が供給する。同社の精油能力は現在、年16百万トンだが、2006年央に20百万トンに拡大する。 鎮海煉油化工は数年前に60万トンエチレンクラッカーを外資とのJVで建設することを計画し、当初Arco ChemicalとLyondell Chemicalと交渉した。その後BPとも交渉したと言われるが、結局うまくいかず、今回は能力を80万トンとして単独で実施する。 なお同社はエチレン計画に先行して、45万トンのパラキシレンと20万トンのPPを建設し、昨年から操業している。 (上海発=特約) |