2003年01月15日 |
住友化学、シンガポール・エチレン100万トンFS開始 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は15日、シンガポールにシェル・グループと共同で世界最大級のエチレンプラントを建設するため、フィージビりティ・スタディ(FS)を開始すると発表した。住友化学はポリオレフィンを中心に、誘導品計画の本格検討に着手する。 2007年の操業開始をめどに、シェルのリファイナリー設備があるブコム島にエチレン年産100万トン規模のプラントを建設する方針。石油精製とのインテグレーションにより安価な原料が入手できる。世界トップクラスの競争力のあるセンター建設を目指す。 住化はポリオレフィンを中心とする石化事業を重点事業の1つと位置づけ、シンガポールには1977年にシェル・グループと共同でエチレンセンター「ペトロケミカル・コーポレーション・オブ・シンガポール」(PCS)を設立、84年からポリオレフィンの生産拠点「ザ・ポリオレフィン・カンパニー(シンガポール)」(TPO)とともに現地生産を開始し、成長の著しい東南アジア市場向けに製品の供給を行ってきた。 その後、PCS,TPO両社はプラント増設を行い、現在PCSのエチレン生産能力は年産109万トン、TPCは同LDPE25万トン、LLDPE15万トン、PP35万トンとなっている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=561 |