2005年04月26日
BP、珠海のPTA第2期計画 能力増加
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

(上海発=特約)
 業界筋によると、BP珠海ケミカルは、広東省の珠海臨港工業区で計画中のPTA2期計画のプラント能力を年産90万トンに変更した。同社は2003年6月に60万トンの計画でFS実施の承認(project listing)を得たが、最近になって経済性を考え能力増強に踏み切った。
 承認がスムースに得られれば、本年第3四半期に着工し、2007年下期にスタートの予定だ。

 同計画に必要な酢酸は、重慶市のBPとシノペックのJV、揚子江アセチル社(Yaraco)から供給を受ける。Yaracoは本年4月に能力を20万トンから35万トンに増強している。(BPとシノペックは南京でも酢酸を生産する)  

http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=15813

 BP珠海ケミカルはBP85%、富華集団15% のJVで、第1期年産35万トンのPTAを生産している。

 中国は2001年に310万トン、02年430万トン、03年455万トン、04年には前年比24%増の572万トンと大量のPTAを輸入している。今年は浙江逸盛化学が53万トン、浙江華聯サンシャイン石化が60万トンプラントを稼動させる予定だ。

http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=15644