2005年08月23日
デュポン、中国山東省に世界規模の二酸化チタン工場
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:デュポン

(上海発=特約)
 デュポンは山東省の東営(Dongying)市に世界規模の二酸化チタンプラントを建設することを決定した。業界筋によると、第一期としては7ー8億ドルの投資(総投資額は10億ドル)で、能力は200千トンと言われている。

 立地は東営市の経済開発地区で、東営市には大慶油田に次ぐ中国第二の油田、勝利油田がある。

 工場は本年末か来年初めに建設を開始し、2009年にスタートする予定。

 デュポンはアジア市場、特に中国での二酸化チタンの需要は他の地域よりも成長が大きいと見ており、東営市の新工場はこの高成長の市場の需要家に役立つものとみている。

 デュポンは世界最大の二酸化チタンのメーカーで、米国に2工場、メキシコと台湾に各1工場を有している。