2005年10月03日
BASF-YPC、75万トンへの増設計画
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

(上海発=特約)
 BASFとシノペックのJVのBASF-YPCは9月28日、現地で開所式を行ったが、BASFでは同社の中国での化学品売上高と利益を2010年までに世界全体の10%まで引き上げること、さらに09年までにアジア地域へ10億ユーロの追加投資を計画していることを発表している。
(既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=17186 )

 業界筋によると、BASF-YPCでは現行の能力60万トンを25%増強し、75万トンとすることを計画している。定修に合わせて2008〜2009年に実施されるとみられている。

 同社のクラッカーは本年6月に商業生産を開始した。年間で170万トンの製品を生産する。原料ナフサ(年間180〜200万トン)の大半が南京のシノペック金陵精油所からパイプで供給され、残りは輸入する。金陵精油所は1350万トンの精製能力をもち、2005年には194万トンのナフサを生産する計画で、その65%をBASF-YPCに供給する。