2005年12月01日
瀋陽化工、エチレン12万トンプラント着工
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 中国の藍星集団の子会社、瀋陽化工はこのたび、遼寧省の瀋陽で、50万トンの残渣油を熱分解して12万トンのエチレンをつくるプラントの建設を開始した。独自の技術を使用するもので、投資額は445百万ドル。

 瀋陽化工は、中国最大のペースト塩ビのメーカーで、エチレンは全量、塩ビ用に使われる。併産するプロピレンは、同社が三菱化学からライセンスを受けて建設中のアクリル酸(8万トン)及びアクリル酸エステル(12万トン)用に使用される。
(既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=14282)

  国家発展改革委員会(NDRC)は既報の通り、 60万トン/年以下のエチレン計画は認めていないが、本件はエチレンとしてではなく残渣油の熱分解とPVC計画として申請し、04年8月に承認を受けた。
(既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=13625)