2006年03月13日 |
東海カーボンの天津カーボンブラック工場が完成 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
(上海発=特約) 東海カーボンの天津のカーボンブラック工場が完成、3月3日に天津経済技術開発区化学工業区で竣工式が行われた。 運営するのは東海カーボンと住友商事が80:20で出資する合弁会社・東海炭素(天津)有限公司で、2004年3月に設立、57百万ドルをかけて年産4万トン設備を建設した。 間もなく商業生産を開始し、製品は主として日系、欧米系のタイヤメーカーや日系自動車用ゴム部品メーカー向けに、日本と同等のサービス体制で供給していく。 同社によれば4万トンのカーボンブラックは13百万本のタイヤに相当する。需要に応じ、年産10万トン程度に拡大予定としている。 中国のカーボンブラック需要は、2001年には日本の需要を上回り、年率10%以上の伸びで大幅に増加しており、タイヤや自動車ゴム部品用途で、より高品質なカーボンブラックの使用比率が高まりつつある。 既報の通り、天津では本年初めにキャボットと上海焦化有限会社(Shanghai Coking Chemical Co.)の70/30 JVの Cabot Chemical (Tianjin) が 61千トンのカーボンブラック工場を完成させており、キャボットと上海焦化のもう一つのJV、Cabot Performance Products(Tianjin) も20千トンの特殊カーボンブラックの工場を建設中で、2006年8月完成予定である。 (http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=18157) |