2006年08月09日 |
広州市のエチレン100万トン計画は2010年に完成 |
SINOPECとクウェート・KNPCの合弁 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
広東省広州市の石油精製(留分、年1,500万トン)、エチレン年産100万トンプロジェクトは、先に国家発展改革委員会から認可されたが、設備完成は2010年の見込みだという。 中国石油化工(SINOPEC)とクウェート石油公社(KNPC)との合弁で、2010年中に設備を完成させる計画で、投資額は計約50億ドル。 中国での年産100万トン級の石油化学センターの建設は、SINOPECの天津計画(2009年完成、サウジアラビアが原油を供給)に次いで2番目である。原油はクウェート側が供給することになっている。 広州市は南沙開発区に石油・石化基地30万平方キロを造成している。ポリエチレン、スチレンなどエチレン誘導品のほか、プロピレン系ではアクリルニトリル年50万トンの生産を予定している。 市にはすでにエチレン年産80万トンの石油化学センターがあり、今回の100万トンが完成すれば、中国有数の大型センターとなる。 (既報) http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=19404 |