2006年09月20日
海南島で60万トンメタノール 商業生産開始
【カテゴリー】:海外
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(上海発=特約)
 CNOOC KingBoard はこのほど、海南島の東方市で60万トンメタノールの商業生産を開始した。現在のところ、フル生産には到っておらず、来年1月には大量生産を開始する見込み。

 CNOOC KingBoard は中国海洋石油(CNOOC)の子会社の中海石油化学(China BlueChemical、旧称 CNOOC Chemical)と香港のラミネート会社、KingBoard Chemical (建滔化工集団)の60/40の合弁会社。

 184百万ドルを投じたもので、ルルギ技術を採用、CNOOCの東方市近辺のガス田からの天然ガスを原料とする。

 CNOOCはこのほかに、東方市で113万トンのメタノール計画を持っている。本年末に建設を開始し、2008年末にスタートの予定。


 King Board Chemicalは重慶市の重慶ケミカルパークで45万トンのメタノール工場を建設している。第一期の完成後、市場の状況にもよるが、能力を135万トンまで拡大すると言われている。
(既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=16678 )