2006年12月07日
陝西省に2つの石炭化学計画がスタート
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

(上海発=特約)
 中国陝西省楡林市の楡横工業園で11月に2つの石炭化学計画がスタートした。
 1つは、陝西新興煤化工公司(Shaanxi Xinxing Coal Chemicals )のCoal-to-Olefin計画で、石炭から60万トンのメタノールを製造し、それから60万トンのオレフィン、さらに10万トンのPEと10万トンのPPを製造する。
 
 大連のDalian Institute of Chemistry and Physics (DICP), CAS が開発したDMTO(Dimethyl Ether /Methanol to Olefin)技術を使用する。

 投資額625百万ドルで2009年のスタートを目指す。同社では最終的には27.5億ドルの投資での年産300万トンのMethanol-to-Olefins を計画している。

 もう一つはZhonghua Yiye Energy Investment Co.によるメタノール計画で、GEの石炭ガス化技術(旧テキサコ技術)により、60万トンのメタノールプラントと火力発電所を建設する。
 
 投資額288百万ドルで2009年スタートの予定。同社も最終的には240万トンのメタノールと80万トンのオレフィン製造を計画している。

 同社は香港のBenefit Sales Investment Company と中国の主要ケミカルエンジニアリング会社のChina National Chemical Engineering Group Corp との合弁会社。