2008年08月27日 |
シノペック、福建石油・石化計画の増強を検討 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
(上海発=特約) シノペック/福建省政府とExxonMobil、Saudi Aramcoの合弁の福建石油・石化計画は年末年始に生産を開始する予定だが、 シノペックと福建省政府は8月19日、福建省泉州市で建設中の本プロジェクトの将来展開についての枠組みの覚書を結んだ。 福建石油・石化計画は2つのJVから成っている。 【Fujian Refining & Petrochemical Company】 ExxonMobil とSaudi Aramco が25%ずつ、福建石油化学(シノペックと福建省政府が折半出資)が50%出資。 シノペックの400万トン/年の製油所を1200万トン/年に拡張するとともに、エチレンコンプレックスを建設する。 石化能力は次の通り。 エチレン 80万トン PE 80万トン(LLDPE、HDPE各40万トン) PP 40万トン(実質47万トン) BTX 100万トン PX 70万トン なお既報の通り、サウジアラムコはポリオレフィンの25%の販売権をSABICに渡している。 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=24649 【Sinopec SenMei (Fujian) Petroleum Company】 シノペックが55%、ExxonMobil とSaudi Aramcoが22.5%ずつ出資するもので、石油製品の製品を行なう。 今回の覚書の内容は次の通り。 (1)本計画のスタートアップ時期を次の通りとする。 製油所、BTX、パラキシレン:2008年末 エチレンクラッカー:2009年第1四半期 (2)シノペックはエチレン能力を80万トンから100万トンに拡張するための事前FSを始める。 シノペックはまた、12次5ヵ年計画(2011-2015年)の間に精製能力を倍増し、12百万トン増やす。 |