2008年09月11日
昭和電工、世界初 1.89インチHDで世界最大記録容量120GBの量産開始
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:昭和電工

 昭和電工は11日、世界で初めて第4世代(注1)の垂直磁気記録(PMR)方式による記録容量120ギガバイト/枚の1.89インチハードディスクの量産を千葉など内外4工場で開始したと発表した。1.89インチハードディスクとしては、現時点で世界最大の記録容量となる。
 
 2007年8月に量産を開始した80ギガバイト/枚のハードディスクの磁性層に改良を加えて記録容量の拡大を図った。今年7月には、第3世代と第4世代の橋渡し的なタイプである記録容量200ギガバイトの2.5インチハードディスクの量産も開始しており、「PMR方式第4世代ハードディスク量産化への対応は計画通り進んでいる」と同社では言っている。

 同社は世界唯一の1.89インチハードディスク量産メーカーで、今回の120ギガバイトハードディスクは、ハードディスクドライブ(HDD)の一層の小型化と大記録容量化に寄与することから、携帯音楽プレーヤー、ハイビジョンビデオカメラ、小型ノートPC向け等への需要が期待されるとしている。

 同社は、05年6月に世界で初めて、PMR方式によるハードディスクを量産化し、記録容量の大幅な拡大を実現した。今回の1.89インチに加え、1.3、2.5、3.5各インチのハードディスクもすでに世界最大記録容量の製品を出荷している。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1221113355.doc
 
(英文)
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1221113355.doc