2008年12月22日 |
神華、寧夏回族自治区でポリアセタールの建設開始 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
(上海発=特約) 寧夏回族自治区で大規模な石炭事業を行っている Shenghua Ningxia Coal Industry は12月15日、同自治区の銀川市にあるアジア最大の石炭化学パークの NingDong エネルギー化学基地で石炭原料のポリアセタール(POM:polyoxymethylene)の建設を開始した。 約250百万ドルを投じてPOM 年産60千トンのプラントを建設するもので、2010年12月に生産開始の予定。 同社はメタノール167万トン、プロピレン52万トン、PP 50万トンのMTP(メタノールからプロピレン)を建設中で、POM原料のメタノールはここから供給する。 Shenghua Ningxia は神華グループが51%所有する子会社。 中国のPOMメーカーは以下のとおり。 ・宝泰菱工程塑料(南通)有限公司:PTM Engineering Plastics(Nantong) 60千トン 2001年12月24日に設立された。 出資はポリプラスチックスが70.1%、ほかに三菱ガス化学、韓国Engineering Plastics、Ticonaが合計29.9%。 江蘇省南通市に60千トンの工場を2004年末に完成、2005年10月から商業運転を行っている。 ・杜邦-旭化成ポリアセタール(張家港):Asahi-DuPont POM (Zhangjiagang) 20千トン 2002年8月8日の設立で、旭化成ケミカルズとDuPont の50/50JV。 ・云天化集団:YunTianhua Group 32千トン 雲南省昭通市で生産。 同社はさらに、重慶市に2007年4月に20千トンプラント(合計60千トンの第1期)の建設を開始し、本年9月にスタートした。 ・Blue Star (藍星グループ)の上海藍星新材料(上海藍星)は上海の浦東区Xinhuo (星火)開発地区で3段階に分けて合計200千トンのPOMプラントを建設することとしているが、第一段階の40千トンが本年3月にスタートした。 ・このほか、下記2社が建設中 天津ソーダプラント:40千トン、天津市、2008年5月建設開始 Yongmei Group:20千トン、河南省開封市、2008年5月建設開始 |