2009年02月25日 |
中国政府、石油化学推進策承認 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
(上海発=特約) 中国国務院は2月19日、景気刺激策の一環として石油化学推進策を承認した。グローバルな景気後退のなかで石油化学産業の復活と再開発を狙う。 国務院は既に、自動車、鉄鋼、繊維、造船など、主要産業について推進策を承認している。石油化学については、中国のGDPの大きな部分を占め、経済成長の維持のために重要な役割を果たすとしている。 推進策の詳細はまだ発表されていないが、業界紙によると、国内の石油及び石油化学部門を3年間に年率15%で伸ばし、2011年までにこの業界の売上高を2570億米ドルまで引き上げることを目指している。 一方で、旧式の石化設備を停止し、コークスやカーバイドの増設を止める。 石炭化学については単に能力を増やすだけのものは止めるとしている。 更に、業界紙によると、推進策のなかには建設中の20のプロジェクトと新規の20のプロジェクトが含まれている。新規プロジェクトは明らかにされていないが、政府が推進する建設中のプロジェクトは以下の通り。 1. Fujian Refining & Petrochemical (エクソン/アラムコ/シノペック他JV)の福建省泉州市でのPX 70万トン計画 2. CNOOC(60%)/Kings Group(40%)の広東省恵州でのPX 100万トン計画 3. シノペックの上海でのPX 60万トン計画 4. ペトロチャイナの新疆ウイグル自治区ウルムチでのPX 100万トン計画 5. Jialong Investment/Xinjiang Hualing の福建省泉州市石獅地区でのPTA 60万トン計画 6. 漢邦石化(Hanbang Petrochemical)の江蘇省江陰市でのPTA 60万トン計画 7. 東方希望(East Hope)の重慶市 Fuling でのPTA 60万トン計画 8. CNOOCの広東省恵州での1000万トンの製油所 9. ペトロチャイナの新疆ウイグル自治区独山子での石油精製1000万トンとエチレン 100万トン計画 10. Fujian Refining & Petrochemical (エクソン/アラムコ/シノペック他JV)の福建省泉州市での1000万トンの製油所とエチレン100万トン計画 11. Sinopec 天津分公司の製油所増設(500万トン→1250万トン)及びエチレン 100万トン新設計画(既存は20万トン) 12. PetroChina/Sinopec JVでの広西チワン自治区欽洲市での1000万トンの製油所新設計画 13. シノペック鎮海煉油化工の浙江省寧波市鎮海でのエチレン100万トン計画 14. ペトロチャイナ撫順石化の遼寧省撫順でのエチレン80万トン新設計画(既存は15万トン) 15. ペトロチャイナ大慶石化の黒龍江省大慶のエチレン60万トン新設計画(既存は60万トン) 16. China Bluestar子会社瀋陽化工の遼寧省瀋陽での50万トンのcatalytic thermal cracker 計画(50万トンの残渣油から12万トンのエチレン製造) 17. 云天化の雲南省安寧での硫安120万トン計画 18. CITIC Guoanの青海省西寧市での100万トンの硫酸カリ、硫酸マグネシウム計画 19. PetroChina 塔里木石化の新疆ウイグル自治区庫爾勒での尿素80万トン計画(アンモニア45万トン) 20. 包頭神華石炭化学の内蒙古自治区包頭市での60万トンのcoal-to-olefin 計画(メタノール 180万トン、オレフィン 60万トン、PE 30万トン、PP 30万トン) |