2009年09月24日 |
惠生(南京)化学、石炭ガス化第2期計画がスタート |
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(上海発=特約) 香港資本の惠生(南京)化学(Wilson (Nanjing) Chemical)は9月26日、南京市の南京化学工業園で石炭ガス化第二期計画の商業生産を開始する。 能力はCO 300千トン/年、水素 21,000Nm3/h、シンガス11,000Nm3/hで、これに加え、第4四半期には100千トン/年のメタノールが完成する。 第一期計画はCO 300千トン/年、メタノール 200千トン/年となっている。 第一期計画と同様、GE(シェブロンテキサコの技術を買収)の石炭クリーンガス化技術とLindeのガス精製 Rectisol 法を使用する。 ガス化に必要な酸素は同工業園にあるAir Products & Chemicals のプラントから供給を受ける。 製品は同工業園の他の工場、Celaneseの酢酸コンプレックス、BASF-YPC、菱天(南京)精細化工(三菱ガス化学/伊藤忠のメタノール誘導品)、藍星グループ等に供給する。 セラニーズ南京 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=21700 菱天(南京)精細化工 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=24132 第一期計画は2007年4月にスタートした。設計は中国天辰工程(旧 中国化学工業部第一設計院)が行い、惠生エンジニアリング(南京)が建設を担当した。 第二期計画では惠生エンジニアリング(南京)がFSから建設まで全工程を担当した。 これにより恵生はR&D、設計、建設、事業運営まで石炭化学を一貫で行う会社となった。 |