2009年09月25日
PetroChina 新疆独山子石油化学、新製油所とエチレンが稼動
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

(上海発=特約)

PetroChinaの独山子石油化学は9月21日、新彊ウイグル自治区独山子市で大規模石油・石化コンプレックスをスタートさせた。

300億人民元を投じたもので、新製油所は1000万トン/年、新エチレンクラッカーは100万トン/年の能力を持つ。
既存の600万トンの製油所、220千トンのエチレンと合わせ、製油能力1600万トン、エチレン能力1220千トンとなる。

本計画は中国とカザフスタンの戦略的協力の一端で、製油所の原油の大半は2006年7月に稼動した1200Kmのパイプラインを通じてカザフスタンから供給される。
現在はこのパイプラインで年間10百万トンの原油が独山子に送られるが、将来には倍増され、20百万トンとなる。

新しいエチレンコンプレックスの設備は以下の通り。

 エチレン 1,000千トン
 HDPE    300千トン
 All-density PE 600千トン
 PP      550千トン
 BTX     600千トン
 SM      320千トン
 PS      130千トン
 EPS     120千トン
 ブタジエン 130千トン
 SBR     100千トン
 SBS     80千トン

 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=17006