2009年12月18日
内蒙古自治区で石炭ガス化計画
【カテゴリー】:海外
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(上海発=特約)

内蒙古の匯能集団 (Huineng Group)はこのほど、内蒙古オルドス市での石炭からの合成天然ガス計画で国家発展改革委員会(NDRC)の承認を取得した。

能力は年間16億Nm3で、88.7億人民元を投じる。
合成天然ガス計画でNDRCの承認を得たのは、中国五大電力の一つの大唐集団Datang )の内蒙古赤峰市での40億Nm3の計画に次いで2番目となる。

合成天然ガスは主として都市ガスとして使用される。一部は圧縮天然ガスにしてタクシー燃料として使用される。

匯能集団は2001年に内蒙古オルドス市で設立された私企業で、石炭、石炭化学、電力、道路橋梁、金融サービス、不動産等、幅広く事業を行っている。
2008年の総売上高は68億人民元となっている。
石炭の生産能力は年2300万トンだが、近い将来に3100万トンとなる。

ASIACHEM Consultingによると、現在以下の各社が石炭からの合成天然ガス生産を計画している。

匯能集団 (Huineng Group):16億Nm3(内蒙古オルドス市)
大唐集団(Datang):40億Nm3(内蒙古 赤峰市)
神華集団(Shenhua): 20億Nm3(内蒙古 オルドス市)
CNOOC/大同石炭:40億Nm3(山西省 大同市)
中国電力投資集団/Xinwen集団:20億Nm3(新疆ウイグル イリ市)
Qinghua:55億Nm3 (新疆ウイグル イリ市)
大唐集団(Datang): 40億Nm3(遼寧省 阜新市)