住友商事は1日、米国の石油ガス開発会社、レックス・エナジー社（Rex社）が同国ペンシルベニア州マーセラス・シェール・フィールドで実施中の天然ガス開発プロジェクトに参画すると発表した。このほど契約締結した。

同社の持ち分ベースで総開発エリアは22,000エーカー（約89平方キロメートル）と広く、総開発費用は約12億米ドル（約1,000億円）の見込み。
住商は米国の間接子会社Summit Discovery Resources II, LLC（本社：米国テキサス州）を通じて同プロジェクトに参画する。

＜プロジェクトの概要（住商持ち分）＞
（1）ロケーション ： 米国ペンシルベニア州 バトラー郡　他
（2）生産量 ： 46 bcf／年（原油換算 約840万バレル）
（3）開発期間　 ： 2010年より約10年間　（一部すでに生産中）
（4）オペレーター ： Rex社　他
（5）当社参画比率 ： 約30％
（6）取得対象資産 ： Rex社既存資産（リース権、生産中の天然ガス資産23坑井、付帯中流設備）、新規リース権
（7）取得リース権 ： 22,000エーカー（約89平方キロメートル）
（8）資産取得対価 ： 194百万米ドル（約175億円）
（9）総開発費用 ： 1,200百万米ドル（約1,000億円）

同プロジェクトの舞台となるマーセラス・シェール・フィールドは、ペンシルベニア州をはじめとする米国北東部の4州にわたる広大なシェール層で、可採埋蔵量は米国最大とみられている。住商では、立地的にも天然ガスの一大消費地である米国北東部に近いため、旺盛な需要を反映して高い収益性が期待できるとしている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1283334477.pdf

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