2007年08月22日 | |
日本触媒、アクリル酸プラントをスクラップ&ビルド | |
住化・愛媛の現有設備を停止し、姫路に8万トンの新プラント | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日本触媒 |
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日本触媒は22日、住友化学との事業交換によって2002年4月に取得した愛媛工場の年産8万トンのアクリル酸プラントを今年中に停止し、スクラップ&ビルドによって姫路製造所(兵庫県)に第7系列目となる年産8万トンの新プラントを建設すると発表した。 スクラップ&ビルドを決めた理由として、同社は (1)2006年12月から商業運転を開始した、姫路製造所の第6系列アクリル酸プラント(年産16万トン)が順調に立ち上がったこと。 (2)愛媛工場のアクリル酸プラントが老朽化し、修繕費用が増加していること。 (3)2010年以降の高吸水性樹脂を中心としたアクリル酸誘導品増強計画の中で、一層のシナジー効果をあげるため、などをあげている。 愛媛工場のアクリル酸プラントは停止後、解体する。 同社グループのアクリル酸生産能力は現在、国内2工場で年産46万トン、海外(シンガポール)の16万トンと合わせて62万トンと世界トップクラス。07年末の愛媛設備停止後は国内が38万トンに減少するが、姫路に第7系列プラントが完成する09年末には国内46万トン、海外16万トンの計62万トンと現有規模に戻ることになる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1187750897.tif |