2007年12月20日
シノペック、武漢でエチレンコンプレックス建設開始
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

(上海発=特約)

 シノペックは12月18日、湖北省武漢でエチレン80万トンのコンプレックスの建設を開始した。

 子会社の武漢石油化学が担当するもので、投資額は20億ドル。本年初めに承認を得ており、2011年上半期のスタートを予定している。

 各製品の年産能力は以下の通り。

  エチレン  80万トン
  Gasoline hydrogenation  50万トン
  BTX  40万トン
  ブタジェン  12万トン
  LLDPE  30万トン
  HDPE  30万トン
  PP  40万トン
  EG  30万トン

 原料ナフサは武漢石油化学の製油所から供給する。同製油所は現在の能力年産400万トンを800万トンに倍増中で、2008年第1四半期に完成する。

 本年初めにシノペックは本計画で海外企業との合弁を話し合っていると述べ、4月には韓国のSKが交渉していることを認めているが、現在のところ、シノペックは合弁にするかどうかを明らかにしていない。