2010年08月04日 | |
三井化学、中国にフェノールとアセトンプラント新設 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三井化学 |
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三井化学は4日、中国石油化工(Sinopec)と、上海市にフェノール年産25万トン、アセトン年産15万トンの新プラントを、総工費300億円をかけて建設することで正式合意したと発表した。営業運転開始は2013年第2四半期の予定。 両社は昨年12月、フェノール・アセトンで「新設プロジェクトに関する検討覚書」を締結、EPT(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)でも「FSに関する意向書」を締結し検討してきたが、これも順調に進み同日「新設プロジェクトに関する検討覚書」を締結した。9月には正式合意の予定である。 三井化学はsinopecとフェノール・アセトンの新プラントを建設し、原料から誘導品(ビスフェノールAなど)までの一貫体制による、世界有数の競争力を持つフェノール・アセトン・コンプレックスを実現する。 【フェノール及びアセトン合弁プロジェクトの概要 】 (1)所在地 : 中国上海市・上海化学工業区 (2)合弁会社 : 上海中石化三井化工有限公司(SSMC) (3)生産能力: 新設 フェノール年産25万トン、アセトン年産15万トン (ほかに上海中石化高橋分公司の既設プラント(フェノール:年産12.5万トン、アセトン:年産7.5万トン)をSSMCに統合する) (4)新プラントプロセス(フェノールプロセス) : 三井化学技術 (5)営業運転開始時期 :2013年第2四半期 (6)設備投資額 :300億円規模 ■上海中石化三井化工有限公司(SSMC) について:2006年に設立した三井化学、Sinopec両社折半出資のビスフェノールA合弁会社。昨年1月に年産12万トン・プラントが稼動。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1280888179.pdf |