2010年10月28日 |
三井化学とSinopec、上海にEPT合弁会社 7.5万トン設備新設 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三井化学 |
三井化学と中国石油化工(Sinopec)の両社は28日、EPT(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)を共同事業化するため合弁会社を設立し、上海市に年産7.5万トンプラントを新設することに正式合意したと発表した。昨年12月に締結した「合弁事業推進に関する意向書」に基づき、FSを実施していた。 新設するプラントは、中国初のメタロセン触媒技術を採用した、世界最大規模の最新鋭プラントとなる。営業運転開始は2014年春の予定。投資総額は約270億円。 EPTは、高付加価値の合成ゴムとして自動車用部品(シール部品、ホース等)を主な用途としており、自動車産業が急速に拡大している中国市場で年率10%程度の大幅な需要増が見込まれている。 < EPT合弁プロジェクトの概要 > (1)所在地 :中国上海市・上海化学工業区 (2)合弁会社(仮称) :上海中石化三井弾性体有限公司(出資比率50:50) (3)生産能力 :年産7.5万トン (4)プロセス技術 :三井化学技術 (5)合弁会社設立時期 :2011年下期 (6)営業運転開始時期 :2014年第1四半期 (7)投資総額 :約270億円 なお三井化学は、中国でフェノール及びアセトンの合弁プロジェクトも推進中で、今年8月には上海市にフェノール年産25万トン、アセトン同15万トンのプラントを新設することで正式合意した。営業運転開始は2013年第2四半期の予定。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1288232614.pdf (英文) Establishment of New EPT Joint Venture Company and Production Plant in China http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1288232614.pdf |