2012年04月02日

三井化学東セロ、タイで高機能包装用フィルム合弁事業化

【カテゴリー】：経営（海外） 【関連企業・団体】：三井化学

三井化学東セロ（MCTI＝本社：東京都千代田区、原 幸雄社長）は2日、タイ・サイアムセメントグループの石油化学会社、SCGケミカルズ（SCG－C＝本社：バンコク、Cholanat Yanaranop社長）と合弁会社を設立し、同国ラヨン県に高機能直鎖状低密度ポリエチレン（LLDPE）フィルム（T.U.X）年産1万5,000トン工場を新設すると発表した。 合弁会社は社名「Siam Tohcello Co., Ltd.」で、4月中にラヨン県イースタンシーボード工業団地内に設立する。資本金 592百万バーツ（約14.5億円）。出資比率は MCTI 55％、SOG－C 45％。工場は2013年度下期の稼動開始を目指す。 「T.U.X」は、三井化学グループのプライムポリマーが製造・販売するポリエチレン「エボリュー」を主原料とした高機能LLDPEフィルムで、主に食品包装用途に使用される。「高い強度とシール性能」に特徴があり、経済成長著しいアジアでは引き続き需要拡大が見込まれている。 ＜SCGケミカルズ社の概要＞ ◇名称　：SCG Chemicals Co.,Ltd. ◇所在地　：タイ王国 バンコク ◇事業内容　：サイアムセメントグループの石油化学事業会社 ◇資本金　：71億バーツ（約173億円） ◇売上高　：1,929億バーツ（約4,706億円、2011年度） ◇設立　：1913年 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1333333880.pdf （英文） Establishment of JV in Thailand for Highly Functional Sealant Film http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1333333880.pdf