2012年10月29日
電化・日本ゼオン両社、苫小牧用地をメガソーラー用に賃貸
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:電気化学工業、日本ゼオン

電気化学工業と日本ゼオンの両社は29日、遊休地となっていた、北海道苫小牧東部の工業用地をそれぞれ三井不動産に太陽光発電所(メガソーラー)建設用地として賃貸すると発表した。

賃貸が決まったのは、太平洋に面した苫小牧工業地帯に両社が持つ計37ヘクタール(電化19ha、ゼオン18ha)の未利用工場用地。1970年ごろ、苫小牧東部を中心に石油化学や鉄鋼などの大型工業開発プロジェクトが持ち上がった際、両社は苛性ソーダから塩ビ樹脂を一貫生産する目的で同用地を入手した。

だが開発プロジェクトはその後立ち消えとなり、取得した用地は遊休地化していた。
今回、メガソーラー用地としてようやく有効利用への道が開かれたことになる。

三井不動産は日本製の太陽電池モジュール・設備を採用し同地に発電出力約23メガワットの発電施設を建設する。
今年11月に着工し、2013年度中に稼動入りの予定。
発電規模は、年間発電電力量換算 約2,400万キロワット、一般家庭の年間消費電力約6,600世帯分に相当する。

三井不動産としては山口県山陽小野田市、大分県大分市に続く3番目のメガソーラー計画となる。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1351490819.pdf