2014年09月26日 |
富士フィルム、エボラ出血熱患者に日本の医薬品 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:富士フイルム |
富士フイルムは26日、グループ子会社の富山化学工業(本社:東京都新宿区、菅田益司社長) が開発した抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠 」(一般名:ファビピラビル) が、エボラ出血熱患者の治療薬としてフランスの病院で投与されたと発表した。 フランス政府機関 (ANSM)から富士フイルムに対して、エボラ出血熱ウイルスに感染したフランス人女性看護師の治療用として同剤の提供依頼を受け、日本政府と協議の上、緊急対応策としてこれに応えた。 投与されたフランス人女性は、リベリアの首都モンロビアで医療活動に従事中、エボラ出血熱ウイルスに感染していることが判明し、治療のためフランスへ移送された。 富士フィルムは9月19日、ANSMから同剤による治療を開始したとの連絡を受けた。 富山化学工業が開発。日本で抗インフルエンザウイルス薬として2014年3月に薬事承認を取得した。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1411719912.pdf |