2014年12月10日
宇部興産、中国電力と海外炭を共同輸送
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:宇部興産

宇部興産は10日、海外炭の輸送を中国電力と共同実施することで一致したと発表した。
大量輸送による物流の合理化とコスト低減を図るのが狙いで中国電力が他社と共同輸入するのは初めて。

2012年1月、徳山下松港と宇部港が国際バルク戦略港湾に選定されたことを受け、両港を利活用する主要石炭関連企業7社が「山口県国際バルク戦略港湾連携協議会」を設立。両社は効率的な海外炭の物流のあり方について検討していた。

第1船は12月13日、宇部港にインドネシア・サマリンダ沖積みのパナマックス船(7万トン)が入港する予定。第2船は2015年1月中旬、徳山下松港に豪州ニューキャッスル港積みのスモールケープ船(10万トン)が入る予定。

「山口県国際バルク戦略港湾連携協議会」のメンバーは、宇部興産、中国電力両社のほか、出光興産、周南バルクターミナル、JX日鉱日石エネルギー、東ソー、トクヤマの計7社。宇部興産では引き続き各社と協議し、海外炭の大型輸送船による効率輸送をめざしていく方針だ。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1418189551.pdf