2015年12月09日 |
三菱化学・樹脂・レイヨン3社が統合、17年4月 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱ケミカルホールディングス |
三菱ケミカルホールディングスは9日、連結子会社の三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンの化学系3社を2017年4月1日付で統合すると発表した。三菱レイヨンを存続会社とする吸収合併方式をとる。新会社の商号、代表者、資本金等の詳細は今後決める。統合新会社は、三菱ケミカルHDの100%子会社として事業を行う。 3社の統合は、内外経営環境の変化に迅速に対応し、事業の成長を図るためには、3社の持つ経営資源を最大限活用できる体制を構築することが不可欠と判断して決めた。 統合後は、成長ポテンシャルの高い事業や競争優位を確立できる事業に経営資源を集中する。不採算事業や低収益事業には抜本的対策を講じる。 新会社の組織体制は、機能商品分野で高機能ポリマー、高機能化学、情報・ディスプレイ、高機能フィルム、環境・生活塑ソリューション、高機能成形材料、新エネルギーの7事業ユニット、素材分野で石化、炭素、MMAの3事業ユニット、合わせて10事業ユニットに再編成する。 3社の売上高(連結ベース)合計は2兆9,880億円、従業員数は4万1,856人となる。 ■越智仁・三菱ケミカルホールディングス社長の話 「三菱レイヨンを存続会社にしたのは、創業の歴史が一番古いということもあるし、全体的に考えても、海外での収益力は(レイヨンが)一番高い。米国向けや中国向けなど今後の展開を考えれば一番リスクが少なそうだ、ということなどから判断した。ただ、3社にはそれぞれに価値観とかシステム、体系の違いといったカベがある。子会社にしても3社で700社からある。それを今後努力して一つにしていく必要がある。懸命にやっていくつもりだ」 ニュースリリース参照 連結子会社間の合併について http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1449634275.pdf |