2005年10月04日 | |
チバ・スペシャルティ・ケミカルズ | |
シンガポールに新しい酸化防止剤工場設立 2005年10月4日 東京 (2005年9月30日 スイス、バーゼル発表) News Release チバ・スペシャルティ・ケミカルズ シンガポールに新しい酸化防止剤工場設立へ * シンガポール、ジュロン島に最先端の樹脂用酸化防止剤生産設備 * アジア、中東向けの樹脂用酸化防止剤の需要増をカバー チバ・スペシャルティ・ケミカルズは、約1億2,500万スイスフラン(1億米ドル)を投資し、シンガポールにプラスチック用酸化防止剤の新しい生産プラントを設立します。新プラントは、Ciba(r) IRGANOX(r) 1010 、Ciba(r) IRGAFOS(r) 168、およびそのブレンド品の生産に必要な、合成、ブレンド、グラニュール化のための設備を擁し、初期の生産能力は合計3万トンとなります。最先端の技術と革新的な生産プロセスが、チバの長期的な競争力を高めます。当プラントは万全なインフラとサポート施設が整備されている、発展めざましいジュロン島の石油化学コンプレックスに建設され、主要原料との一貫生産体制、将来的な能力増という選択肢を提供します。生産開始は、2008年初めを予定しています。 新しい生産プラントは、成長の速いアジア・太平洋および中東地域のポリマー業界向けに、酸化防止剤の継続的供給を可能にします。世界のプラスチック生産量は、アジアおよび中東地域での生産量拡大によって、GDPを上回る成長を続けています。中国やその他アジアの新興国では、高い経済成長とプラスチックの一人当りの消費量が未だ低いことから、プラスチックの需要が一気に加速することが見込まれています。 チバ・スペシャルティ・ケミカルズ、会長兼CEOのアーミン・マイヤーは、この投資の重要性を次のように強調しています。「この大きな投資は、成長著しいアジアや中東地域に対する私たちの決意を強化し、チバの成長戦略において、さらなる重要な一歩を示しています。アジアと中東における樹脂生産への、一気に拡大する需要に対応可能なこの新しいプラントは、中央に位置し、最先端技術とコスト効率の高い生産施設により、プラスチック添加剤の世界的な主要サプライヤーとしてのチバのポジションをさらに強化するでしょう。」 シンガポールへの投資は、アジアにおける事業活動を拡大し、この地域での新しい生産能力を継続的に構築するという、チバ・スペシャルティ・ケミカルズの戦略を反映したものです。当社は、現在21の生産施設を数えるアジアの生産ネットワークを拡大するため、インドのコーティング機能材セグメントの生産設備への投資も行っています。今年初めには、上海に新たに研究開発センターを開設しました。その他、アジア地域におけるビジネスのポジション強化のためのステップとして、韓国の代表的な化学品メーカーであるLG化学社との契約もあります。これにより、チバは、樹脂安定剤製品レンジHisorbの韓国における所有権および長期供給契約を獲得しました。2004年、チバはアジア太平洋地域で、グループ全体の売上の27%を計上しています。 チバ・スペシャルティ・ケミカルズ (スイス証券取引コード: CIBN、ニューヨーク証券取引コード: CSB) は、お客様の製品に付加価値の高い効果を提供しています。私たちは、革新的な製品やワンストップのエクスパートサービスを提供しながら、お客様に選ばれる企業となるよう努めています。私たちは、テキスタイル、プラスチック、紙、自動車、建築物、ホーム・パーソナルケア製品など、幅広い製品に性能、保護、色、そして耐久性を与える、クオリティ・オブ・ライフの向上につながる効果を創造しています。世界120ヶ国以上で活動し、選ばれた市場でリーダーとなることを目標としています。全世界での2004年の売上高は約70億スイスフラン(6,109億円)、イノベーションを促進する研究開発に2億8,800万スイスフラン(250億円)を投入しています。 ■この件に関するお問合せ チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社 コミュニケーションユニット TEL: 03-5403-8220 FAX: 03-5403-8223 URL: www.cibasc.com (グループ/英語) www.cibasc.com/japan (日本法人/日本語) |
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