2006年05月10日 | |
三菱化学 | |
自動車用PPコンパウンド事業のグローバル展開の強化について 2006年5月10日 自動車用PPコンパウンド事業のグローバル展開の強化について 三菱化学株式会社 三菱化学株式会社(本社:東京都港区、社長:冨澤 龍一、以下「MCC」という。)は、エクソンモービル社(本社:アメリカ合衆国テキサス州、CEO:Rex W. Tillerson)の化学部門であるエクソンモービルケミカル社(以下「EMC」という。)とのポリプロピレン(PP)コンパウンド製造販売の合弁会社2社(別紙ご参照、以下「MYTEX2社」という。)について、本年6月1日をもってEMCの持分を買い取り、両社を100%子会社とすることとし、本日エクソンモービルケミカル社との契約に調印いたしました。 PPの需要は、国内、海外ともに堅調に推移しておりますが、とりわけ、PPを原料とする自動車用コンパウンドの市場は、自動車生産・販売台数、自動車1台あたりの樹脂使用量の増加に伴い、全世界で年率6%の成長を続けています。 MCCグループでは、PP事業をコア事業の一つと位置づけ、チッソ石油化学株式会社との合弁会社である日本ポリプロ株式会社(以下「JPP」という。)を中心に積極的に事業展開しており、中でも自動車用材料等高品質グレード分野を得意としております。当社グループは、グローバル化が進む自動車業界のお客様のご要望に対応するため、日本、北米、東南アジア及び中国に生産・販売拠点を設置、世界各地域に所在するお客様の製造拠点への製品供給体制を実現し、信頼関係を築いてまいりました。さらに昨今では、地域に関わらず品質が一定した製品(グローバル材)の供給に対するニーズが高まってきております。 このようなニーズに対応するため、当社としては、MYTEX2社を100%子会社とした上で、両社の自動車用PPコンパウンド事業とJPPを中心とする国内PP事業との一体性を高めた事業展開を行ってまいります。また、PPコンパウンド事業の強化のためには、高品質な原料PPを安定的に確保することが不可欠ですが、北米・東南アジア拠点においては、従来から引き続き、EMCから原料PPの供給を受けることで同社との協力体制を継続するとともに、今後JPPの高付加価値PPプロセスライセンス事業との連携によって、より高品質な原料PPのグローバルな安定確保を図ります。これらの施策により、自動車業界に高品質なグローバル材をご提供できる体制を確立してまいります。 なお、当社グループはこれまで、EMCのシンガポール子会社に対してPP引取権を持ち、PPをMytex Polymers Asia Pacific(MYTEX−AP)社経由で工業材料分野に販売しておりましたが、今回のMYTEX2社の100%子会社化に際し、MYTEX−AP社は自動車用PPコンパウンドに集中することとし、同PP引取権は解消いたします。 [本件に関するお問合せ先] 三菱化学株式会社 広報・IR室 〓 03−6414−3730 別紙 <日本ポリプロ株式会社の概要> 本 社 東京都港区 社 長 村上 永一 資 本 金 5,000百万円 出資比率 65% 日本ポリケム株式会社(三菱化学株式会社100%出資子会社) 35% チッソ石油化学株式会社 <Mytex Polymers General Partnership社の概要> 設立 1987年 所在地 アメリカ合衆国インディアナ州 持分比率 Japan Polychem America, LLC 50% Mytex Polymers Inc. 50% (EMC100%出資子会社) <Mytex Polymers Asia Pacific Private Limited社の概要> 設 立 2000年 所在地 シンガポール 出資比率 三菱化学シンガポール社 50% ExxonMobil Chemical Asia Pacific社 50% (EMC100%出資子会社) 以 上 |
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