2002年12月16日
ポリオレフィンフィルムの9月の出荷は7万7,963t
国産品の占有率は69%、1〜9月の累計も同様
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合

 日本ポリオレフィンフィルム工業組合がこのほど集計したところによると、同組合加盟企業の9月における同フィルムの出荷数量は208社合計で7万7,963tとなった。前月に比べると7.3%多い。ただし、同組合の統計方式が今年1月から改められたので、前年同月の実績との対比はできない。内訳は、LDPEフィルムが4万9,704t、HDPEフィルムが2万5,662t、IPPが2,597t--となっている。
 
 このうちのポリエチレンフィルムの合計は7万5,366tである。PE製品の同月の輸入通関数量は、PE袋2万8,723t(前年同月比123.4%)、PEフィルム5,149t(同114.5%)の合計3万3,872t(同122.0%)となっている。
 これらを合わせると、PEフィルムの9月の国内総需要量は10万9,238tであったということになる。したがって、国産品の占める比率は69.0%という計算になる。
 
 一方、IPPを含めたポリオレフィンフィルム全体の今年1〜9月合計の出荷数量は67万3,196tとなっている。内訳は、LDPEフィルムが42万2,406t、HDPEフィルムが22万7,404t、IPPが2万3,386t。うちPEフィルムの合計は64万9,810tである。
 これに対する輸入品の累計は、PE袋が24万3,287t(前年同期比119.4%)、PEフィルムが4万8,937t(同98.7%)の合計29万2,224t(同115.4%)--となっている。したがって、国産との合計は94万2,034tで、国産品の占有率は69.0%ということになる。ちなみに、99年の年計におけるPE製品の国産品の占有率は74.8%であった。


●2002年ポリオレフィンフィルム出荷実績
http://www.chem-t.com/link/data/po/2002film.html