2002年12月16日
JRCC、RC活動の「東京報告会」を開催
NGOや自治体の関係者も含め多数が参加
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:旭化成、帝人、三井化学、環境省

日本レスポンシブル・ケア協議会(JRCC)は16日、東京・港区の発明会館で「レスポンシブル・ケア報告書2002」の東京地区での報告会「東京報告会」を開催した。(17日は大阪で開催)
 
 この日会場には、JRCCのメンバー会社の環境・安全部門の担当者だけでなく、地方自治体やNGOの環境部門の代表も含め関係者多数が集まり、ほぼ満席の盛況となった。
 報告会では、最初に、同報告書WGの井上正主査(旭化成環境安全総括部長)が同報告書の概要を説明、次いで、帝人の鈴岡章黄理事が「循環型社会への貢献」のテーマで同社が取り組んでいるPETボトルの原料リサイクル化“ボトルtoボトル”のプロジェクトの進捗ク状況を披露した。いずれも最新の情報の紹介とあって、参加者の多くが熱心にメモを取っていた。
 
 そして最後に、「循環型社会をめざして」と題するパネルディスカッションが行なわれた。鳥居圭市・日化協常務理事の司会で6人のパネリストがそれぞれ意見を披露しあった後討論に入ったが、化学業界全体のプラスチックリサイクル活動に対しての厳しい質問と提言が多く、レスポンシブル・ケア活動全体の展開に対する周囲の理解を得るための努力と工夫がいかに重要かがあらためて浮き彫りにされた。
 パネリストは以下の6氏であった。▽長門利明・環境省リサイクル推進室長▽土居敬和・日本容器包装リサイクル協会理事▽水原博子・日本消費者連盟事務局長▽小峰且也・環境新聞社取締役編集局長▽鈴岡章黄・帝人理事▽島田章・JRCC企画運営委員会幹事会主査・三井化学環境・安全・品質企画管理部長。