2002年12月17日 |
PSの内需、11月も好調で前年同月を7%上回る |
月末在庫はさらに縮小して0.98ヵ月分に |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会が17日に集計したといころによると、PS(ポリスチレン)の11月の総出荷数量は8万7,162tとなった。前年同月の実績を8%上回っている。注目の内需は7万9,558tで7%増となった。5ヵ月連続の前年同月超えとなった。 一方の輸出も、中国やアセアン向けの好調に支えられて前年同月比14%増の9,826tとなった。 内需も輸出も好調が持続しているわけだが、内需では、全ての需要分野が前年同月を上回っている点が注目される。電機工業用が16%増で2ヵ月連続の2けたの伸びとなったのをはじめ、雑貨産業用が9%増、FS用が5%増、包装用が2%増--とともに年初の予想にない高い伸びとなった。電気工業用の伸びは、冷蔵庫、エアコン、事務機器向けの需要の回復が支えとなった模様。包装用はOPSが、またFS用はボード向けがそれぞれ順調であったという。 こうした結果、月末在庫は前月よりさらに縮小して0.98ヵ月分となった。前年同月を27%下回っている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/02C17006.tif |