2002年12月18日 |
コスモ石油、ダイオキシン簡易測定キット開発 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:コスモ石油 |
コスモ石油は18日、ダイオキシン濃度の簡易測定キット開発に成功したと発表した。独自のバイオテクノロジー技術を活かし、イムノアッセイ法により低濃度のダイオキシンが簡単に測定できる。 「イムノエコDXN」として商標登録中。第三者機関の協力で土壌や灰、排ガスなどを試料として実施した測定性能評価で好結果を得た。 ダイオキシン濃度の測定法には、ふつう(1)高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計を使う公定法(2)低分解能ガスクロ分析計を使う簡易機器法(3) 分光光度計を使うイムノアッセイ法があるが、同社が開発したのイムノアッセイ法は安価な分光光度計を使用し簡単、迅速に測定できる特徴がある。 ダイオキシン受託測定の市場規模は100億円を超えているが、公定法では高価な分析機器が必要な上、時間やコストがかかる。日常的なモニタリングやスクリーニングには簡易測定法が適しており、今後ニーズが高まると同社では期待している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/02C18007.tif |