2002年01月07日 |
化学業界の賀詞交歓会「景気回復への期待込めて」 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
2002年の新年を祝う、日化協、石化協など化学関係61団体共催の賀詞交歓会は7日、東京・大手町のホテルに業界各社の代表が参加して開かれた。 これまでになく厳しい経済環境の中での新年の幕開けとあって、出席者たちの表情には、晴れやかさの中にも緊張したものがみられた。 挨拶に立った、香西昭夫日化協会長は「グローバル・リセッションという、厳しい中で新年を迎えたが、わが国化学工業は世界第2位の生産量を占め、国内製造業の中でも重要な地位にあり、日本経済に果たす役割、責任は大きい」と述べたあと「日本からは2年続けてノーベル化学賞受賞者を出したことでも分かるるように、未来は拓かれている」と熱の込もった口調で語った。 経済産業省の岡本巌製造産業局長も「日本経済にとって明るい要素もないわけではない。円安は定着してきたし、原油・ナフサ価格も安定してきた。米国経済は後半には回復するとの予測もある。経済産業省では産業競争力戦略会議を開いて日本企業の競争力について見直しを行っている。化学業界の皆さんには、縮みだけの再構築ではなく、シュリンクからグロウへ前向きの投資をお願いしたい。本来イノベーティブな産業だ。景気回復を化学業界から発信してほしい」と、業界を励ました。 さらに南野知恵子厚生労働副大臣の祝辞があり、和やかな歓談が行われた。会場は1300人の参加者で埋まった。 |