2002年12月26日
カーボンブラックの出荷、11月も引き続き高水準
自動車タイヤの増産に支えられて前年の7.5%増
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:カーボンブラック協会

 カーボンブラック協会が26日に集計したところによると、カーボンブラックの11月の総出荷数量は6万6,523tとなった。前年同月の実績を7.5%上回っている。これでカーボンブラックの出荷の前年同月超えは今年4月の4.3%増を皮切りに8ヵ月連続となった。
 生産量は6万3,648tで前年同月を3.3%上回っている。生産の前年同月超えは5ヵ月連続となった。

 こうした好調の持続は、自動車用タイヤの生産が引き続き順調に拡大していることによるものと見られる。同タイヤの10月の生産数量は10万9,731tで、前年同月を6.7%上回った。11ヵ月連続の前年同月超えであり、月間最高記録となった9月の10万5,624tをさらに更新した。11月が5ヵ月連続の前年同月超えとなった自動車の生産の好調持続が大きく効いている。
 
 この結果、カーボンブラックの1〜11月の累計は、生産が前年同期比102.2%の68万4,433t、出荷が同104.1%の69万1,828tとなった。