2003年01月06日 |
合同賀詞交歓会「なごやかなうちにも緊張感」 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:三井化学、三菱化学 |
日化協、石化協など59団体共催の化学業界合同賀詞交歓会は6日、東京・大手町のホテルで開かれた。日化協の中西宏幸会長(三井化学社長)が「景気回復の実感は乏しいが、化学業界は欧米で再編・アライアンスが加速しており、わが国は一刻の猶予も許されない状況にある。体質強化を急ぎ、しっかり収益があげられるようにしていく必要がある」と挨拶。 続いて、平沼赳夫経産相代理の桜田義孝同省政務官(自民党)が「経産省もいま、あらゆる分野の構造改革に積極的に取り組み、次期通常国会には産業再生法改正法案を提出、過剰供給構造の解消と過剰債務問題の是正を急いでいる。産業再生機構もスタートする、効果的に経済再生が進むよう全力をあげている」と祝辞を述べた。 このあと正野寛治石化協会長(三菱化学会長)の音頭で乾杯し、歓談に入った。経済の先行きが不透明な中、ポリオレフィン関税の大幅引下げを来年に控えて、再編、アライアンス待ったなしという、いつになく厳しい年明けになったが、会場内も、なごやかなうちにもやや緊張した雰囲気に包まれていた。参会者は例年より少なめの1200人。政界からは桜田氏のほか、久世公尭、小林興起氏らが顔を見せていた。 |