2003年01月07日
出光石化・徳山のナフサ分解増強炉の本格稼動を開始
エチレンの総設備能力は、千葉を合わせて99万4,000tに
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学、三菱化学

 出光石油化学はかねてから徳山工場内で、昨年11月に増強したナフサ分解炉の試運転を続けていたが、年明けから本格稼動に入った。
 
 今回増強した分解炉のエチレン生産能力は年17万t。わが国初の「ダイリュートプロセス」によるもので、これが今後の同工場全体の生産効率の向上にどう寄与していくかが注目される。
 
 今回の増炉によって同工場のエチレン生産能力は定修実施年ベースで62万tとなった。千葉工場の設備を合わせた総能力は99万4,000tである。三菱化学の127万8,000tと三井化学の100万8,000t(大阪石油化学の45万5,000tを含む)に次ぐ規模である。