2002年01月07日 |
PPフィルムの11月の輸入、前年比3.5%増 |
1~11月の累計は前年同期を17%上回る |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
PP(ポリプロピレン)フィルムの昨年11月の総輸入数量は2,753トンとなった。前年同月に比べると3.5%多い。プラスチック軟質製品の11月の輸入数量は製品によって前年同月比にかなりのばらつきが生じている点が特徴。PE袋は25.1%増となったが、PEフィルムは1.2%、PETフィルムは0.1%それぞれ前年を下回った。PPフィルムもこれまでに比べると伸び率がかなり鈍化したと言える。 その要因は、全輸入量の過半を占める韓国製品の通関数量が前年を7.2%下回ったことにある。反面、フィリピン製品やマレーシア品、中国品は大幅な伸びを遂げている。 一方、1~11月の累計は2万9,496トンとなった。前年同期の実績を17.0%上回っている。この場合も全体の52%を韓国品が占めている。ただし伸び率は5.1%にすぎず、かわって、絶対量こそ小さいもののフィリピン、中国、マレーシア品が大きな伸びを遂げている。 PPフィルムの主要国別輸入の昨年11月と1~11月累計の通関実績は以下の通り。かっこ内は前年比。 [2001年11月] ▽韓国 = 1,461トン( 92.8%) ▽フィリピン= 403トン(149.8%) ▽マレーシア= 245トン(480.4%) ▽中国 = 217トン(152.8%) 合計 = 2,753トン(103.5%) [2001年1~11月計] ▽韓国 =15,342トン(105.1%) ▽フィリピン= 4,306トン(136.6%) ▽中国 = 2,691トン(192.9%) ▽台湾 = 2,054トン(123.4%) ▽マレーシア= 1,494トン(158.8%) 合計 =29,496トン(117.0%) |