2003年01月10日
PPフィルムの輸入、11月も前年同月の微増に
圧倒的多数を占める韓国品が大幅減
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:財務省

 PPフィルムの輸入は昨年11月も前年同月の微増にとどまった。財務省の11月の輸入通関速報によると、同フィルムの11月の総輸入通関数量は2,816tで、前年同月の2.1%増であった。
 
 かねてから圧倒的多数を占める韓国品(11月は全体の40.7%を占める)が1,446tで前年同月比21.6%減となったことが大きく影響している。第2位のフィリピン品は522tで同29.5%増、第3位の中国品は308tで同41.9%増、第4位のマレーシア品は269tで同9.8%増--といずれも大幅な伸びを遂げている。
 
 この結果、昨年1月から11月までの累計は2万9,654tとなった。前年同期比は0.5%増なのでほぼ横並びである。同期の場合も、全体の47.3%を韓国品が占めている。その韓国品の数量は1万4,035tで、前年同期を8.5%下回っている。
 反面、第2位のフィリピン品は5,011tで同16.4%増、第3位の中国品は3,515tで同30.6%増、第4位のマレーシア品は1,713tで同14.6%増--といずれも拡大している。
 なお、11月の平均価格は1キログラム当たり213.4円であった。