2003年01月10日
フォームスチレン工業組合、10日に賀詞交換会
笠原理事長、新市場開拓と環境対策の重要性を強調
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省、発泡スチレン工業会

 日本フォームスチレン工業組合は10日、都内千代田区の東京會舘で賀詞交換会を開催した。
 この日会場には、笠原賢二理事長(笠原工業副社長)、大西豊副理事長(大西コルク工業社長)ら同組合首脳をはじめとした全国の組合各社の代表多数が集まり、本庄孝志・経済産業省科学課課長ら来賓や、佐藤剛・発泡スチレン工業会ならびに発泡スチロール再資源化協会会長ら関係団体の首脳と1時間半にわたって和やかに歓談した。

 開会に先立って挨拶に立った笠原理事長は「フォームスチレンの需要はこの数年微減の状態が続いており、昨年の総出荷数量は20万tの大台を割り込んだと見られる。今年も経営環境は引き続き厳しいと予想される。しかし、多くの会員会社が断熱材の認定を取得して建材分野への進出を計画するなどかねてからの夢を実現するための新しい動きも見られる。今年は、こうした新市場開拓と環境対策にこれまで以上に組合各社が一体となって取り組んでいくようにしたい」と述べて盛んな拍手を浴びた。