2003年01月14日 |
PPフィルムの昨年の輸入は前年並みの見込み |
1〜11月の累計は2万9,654tで前年同期の0.4%増 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:財務省 |
ポリプロピレンフィルムの昨年の総輸入数量は、ほぼ前年並みとなる公算が濃厚となってきた。1月から9月までの累計は前年同期を1.7%下回る規模となっていた。しかし10月の輸入は前年同月を19.2%上回り、そして11月も同2.1%増となったため1〜11月の累計は前年同期をわずか0.4%ながらも上回るかたちとなった。12月がよほど大きく落ち込まないかぎり年計は前年のほぼイーブンとなりそう。 11月の財務省の輸入通関統計によると、PPフィルムの総輸入数量は2,816tとなっている。前年同月の実績に対比すると2.1%多い。 うち韓国品が全体の40.7%に当たる1,146tを韓国品が占めている。依然として圧倒的な強さを発揮している。ただし、前年同月に対比すると21.6%もの縮小となっている。 以下は、フィリピン品の522t(前年同月比29.5%増)、中国品の308t(同41.9%増)、マレーシア品の269t(同9.8%増)、台湾品の172t(同77.3%増)、タイ品の81t(同25.7%減)--などの順となっている。韓国品の大幅減をフィリピン、中国、台湾の各国の伸びがカバーしているわけ。 これに伴う1〜11月の累計は2万9,654tとなった。前年同期を0,4%上回っている。トップは韓国品で1万4,035t。前年同期比は8.5%減となっている。これにフィリピン品の5,011t(前年同期比16.4%増)、中国品の3,515t(同30.6%増)、マレーシア品の1,712t(同14.6%増)、台湾品の1,616t(同22.3%減)、タイ品の1,020t(同43.7%増)--などが続いている。 |