2003年01月16日
三菱化学メディカル、尿中レジオネラ抗原検査試薬を新発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱化学

 三菱化学の100%子会社、三菱化学メディカル(本社:茨城県稲敷郡、盛中 泰洋社長)は16日、国内で初めて尿中レジオネラ抗原を検出する体外診断薬(商品名:レジオネラ抗原「ユカ」)を20日から発売すると発表した。

 診断薬は、昨年12月10日付でドイツからの輸入承認を取得。現在、保険適用を申請中だが、レジオネラ肺炎の早期診断が可能なため医療現場からの要望にこたえ、保険収載を待たずに発売開始することにした。

 レジオネラ肺炎の臨床検査所見は他の肺炎と大きな差異がなく、簡便で迅速な診断薬がこれまでなかった。レジオネラ肺炎には通常の肺炎の初期治療によく使用されるβ-ラクタム系薬剤が無効なため、発症後にすぐに確定診断し有効な薬剤を早期投与することが重要とされている。同診断薬は早期診断が可能なことから、レジオネラ感染による死亡率減少に効果が期待されている。総代理店のダイアヤトロン(本社:東京都千代田区、内藤 修社長)が販売する。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=566