2003年01月17日

中国向けポリオレフィンの提示価格が再上昇

PPの2月渡し分は740〜750ドル、L-Lも640ドルに

【カテゴリー】：市況 【関連企業・団体】：なし

大手商社とポリオレフィンメーカーは、17日から相次いで中国の需要家やトレーダー筋にポリオレフィン各樹脂の2月渡し分について希望価格を提示し、交渉を開始した。 　 　出発原料のナフサとオレフィンの国際相場が急騰しているため、各社とも1月渡し分をかなり上回るレベルに引き上げたいとしている。 　 　17日現在のオファー価格は、L-LDPEがトン当たりCFR640〜650ドル、HP-LDPEが同700〜720ドル、HDPEが同640〜660ドル、PPがホモポリマーもコポリマーも同740〜750ドル--といったところ。１月の実勢価格に比較すると、L-LDPEは同40ドル（オファーどうしの比較は80ドル）、HP-LDPE（同80ドル）は同60ドル、HDPEは同20ドル（同80ドル）、PPは同40〜50ドル（同80〜90ドル）高い。 　各社とも、こうした価格が通らないとオレフィンの高騰分を吸収できないとしている。ただし、需要家側はかなり強く抵抗してくるものと見られる。