2003年01月23日
三菱化学、臨床検査薬事業会社3社を統合
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱化学

  三菱化学は23日、グループの臨床検査薬会社である三菱化学メディカル(本社:茨城県稲敷郡阿見町、盛中 泰洋社長)、ヤトロン(本社:東京都千代田区、内藤 修社長)及びダイアヤトロン(本社:東京都千代田区、内藤 修社長)の3社を7月1日付で統合し、製造、開発及び販売を一体化した臨床検査薬事業の新会社を発足させると発表した。

 臨床検査薬を取り巻く事業環境は、このところ国の医療費増加抑制政策や海外からの攻勢など一段と厳しく、勝ち残りのためには事業規模の確保と、一層の効率化が求められている。一方では、ゲノム関連分野の技術進歩により、今後、市場が大きく変化、拡大していくことが見込まれている。

 同社は、ヘルスケアセグメントをコアと位置付けており、総合化学で培った各種基盤技術をもとに研究開発力をさらに強化し、臨床検査薬事業を医薬事業に次ぐ第2の柱として育成、拡大していく方針。3社の統合はその一環となる。
 
【合併新会社の概要】
(1)商号 未定
(2)存続会社 株式会社ヤトロン
(3)合併予定期日 平成15年7月1日
(4)事業内容 体外診断用医薬品、体外診断用機器、試薬等の開発、製造、輸入及び販売
(5)本社 東京都千代田区東神田一丁目11番4号
営業所…東京、大阪、名古屋他
 工 場…八千代(千葉)、成田(千葉)、筑波(茨城)
(6)資本金 3億円
(7)総資産 約130億円
(8)株主構成 三菱化学社77.2%、その他22.8%
(9)社長 未定
(11)従業員数 約422名
(12)業績予想 2003年売上高140億円(経常利益5億円)、2005年同165億円(同17億円)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/030123mitsubishi.doc