2002年01月04日
昭和電工・大橋社長の訓示「改革に終わりはない。自身で未来を」
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工

 事業再編を軸に、大幅な構造改革を推進中の昭和電工では、4日の業務始式で、大橋光夫社長が「改革に終わりはない」と訓示するとともに、新しい年のグループ経営方針を指示した。発言の骨子次の通り。
 
 昨年は、昭和アルミとの合併や関連事業のの整理・統合など、事業再編と構造改革を積極果敢に実行してきた。この結果、当社グループは無機・アルミと有機化学の技術を併せもつ、個性的でユニークな企業集団になった。
 
 二年前、事業部門・事務系スタッフ部門の大幅な組織改定を行った。今年は技術領域の改革とアルミニウム事業領域の改革を行う。研究開発活動の効果を最大化し、事業収益を早期に顕現しなければならない。
 
 「技術立社」を実現し、事業間のシナジーを発揮してグループの総合力を高め、今後の成長をサポートする仕組みを構築する。
 
 私の改革への思いは、昭和電工グループ末端まで伝わっていると強く感じている。しかし、改革に終わりはない。外部の変化のスピードに合わせて、われわれ自体が常に変化していかなければならない。一人ひとりが変化を求めて自己改革していくことを強く求める。
 
 本年のグループ経営方針を以下に指示する。(1)チータ・プロジェクトの完遂(2)「無機・アルミと有機の融合」戦略に沿った研究開発の顕現(3)顧客満足と生産性向上、企業変革の推進(4)ポスト・チータ計画の策定(5)安全・安定操業とレスポンシブル・ケアの徹底(6)企業行動規範・行動指針の遵守。
 
 われわれは確実に前進している。グループ全社の経営陣、全社員一人ひとりが未来を確信し、夢と元気と自信を持って意欲的に職務にまい進し、われわれ自身で明るい未来を獲得していこう。