2003年01月24日
ナフサのC&Fジャパン、300ドル超えが続く
原油高で6日連続の大台超え、北西欧も急騰
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 ナフサの国際スポット相場は依然として各地で高値に貼りついたままであり、C&Fジャパンの平均はトン当たり300ドルの大台超えが続いている。
 
 23日のC&Fジャパンの平均は同302ドルで、この結果、6日間連続して同300ドル超えとなった。週間平均もついに同300ドルを超えることになりそう。下乳のスポット相場が引き続き強含みで推移していることによる。
 こうした中で改めて注目されるのは、北西欧のCIF価格がC&Fジャパンを若干上回るレベルに達している点だ。もともとCIF/NWEはC&Fジャパンを同5〜6ドル下回って推移するのがパターンだが、最近はアップ率が急拡大したため逆の相場となっている。
 つまりは、世界全域にわたって石油化学原料は異常な高原レベルに達しているというわけで、これが今後の製品需要にどう影響していくかが警戒される。