2003年01月27日
三菱ガス化学の「フッ素処理剤エフソン」採用企業増える
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱ガス化学

 三菱ガス化学は27日、昨年6月に販売開始した、フッ素を含む排水の高性能処理剤「ダイヤフレッシュ エフソン」について、公共用水の新基準値実施を2004年7月1日に控えて、採用を決定した企業が増えはじめたと発表した。
 
 排水中のフッ素を分離除去するには、カルシウム(一般的には消石灰)を用いた沈殿化処理法が一般的だが、一段処理で下げられるフッ素イオン濃度は10〜数10ppmが限界とされている。これに対し同社の処理剤を用いたフッ素処理法は、既存のカルシウム一段処理工程に追加処方するだけで安定的に処理水中のフッ素濃度を基準値以下に下げることができる。既設の一段処理設備がほぼそのまま利用できるため、設備改造の期間が短く、投資額も最小限に抑えることができるなどの特徴をもっている。また、処理原水中のフッ素濃度が数千〜数ppmの広範囲にわたっても、薬剤のランニングコストは大きく変わらないという。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=607