2003年01月27日 |
中外薬・電化の『スベニール』アベンティスから製造権 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:アベンティスファーマ、中外製薬 |
中外製薬とアベンティスファーマ、電気化学の3社は27日、ヒアルロン酸ナトリウム関節内注射液である関節機能改善剤『スベニールR ディスポ』『スベニールR バイアル』の製造承認を、アベンティスファーマから中外製薬に承継することで合意したと発表した。 『スベニール』は、電気化学がStreptococcus equi 変異株を用いた発酵法での量産化に成功し、アベンティスが製造販売権をもち、電気化学が受託製造、中外製薬が販売を行う形で、2000 年8 月に販売を開始したが、世界レベルでプロダクトラインの見直しを進めているアベンティスファーマと、領域戦略を推進する中外製薬の事業方針が一致し、製造承認の引継ぎとなった。 アベンティスファーマから中外製薬への承継作業は、準備が整い次第行われる。承継後は、中外製薬がアベンティスファーマから最終生産工程(包装)を引き継ぐとともに、従来どおり販売する。電気化学は引き続き受託製造を行うという、2社間の直接契約に切り替わる。 同剤は、「変形性膝関節症」「肩関節周囲炎」に加え、他のヒアルロン酸ナトリウム関節内注射液にはない「慢性関節リウマチにおける膝関節痛」の適応を持った製品であり、今夏には生産能力の大幅増強を予定している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=606 |