2003年01月29日 |
旭化成、スチレンモノマー1日から15円値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成は29日、スチレンモノマーの販売価格を2月1日出荷分からキログラム当り15円値上げすると発表した。原料のナフサやベンゼン価格が、ベネズエラ国営石油会社のストライキや、緊迫した中東石油情勢などから急騰し、事業採算が著しく悪化したためとしている。 同社によると、ナフサ価格は、02年第3クォーターのキロリットル当り21,800円から、03年第1クォーターは26,000円以上と予想されている。ベンゼンも、米国大口向け契約価格が、1月ガロン当り157セント、2月には200セントと予想され、国内ベンゼン・リスト価格は、02年第3クォーターのキログラム当り51.5円から、03年第1クォーターは60円以上に上昇すると見込まれている。 同社は、昨年11月に原料価格の高騰による採算是正のため、キログラム当り10円のSM値上げを実施したが、その後の原料アップ分吸収は難しく、前回分を含めて、2月1日から15円の価格改定を実施することにした。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=615 |